凶犬の眼 国光 キャスト

映画の方は、公開直後からすごい反響で、何と映画「孤狼の血」公開の2週間後に続編決定が発表されました。本の方は2018年3月に「孤狼の血」シリーズの2作目そして今年2020年3月に著者の柚月裕子さんについてはこちらをご覧ください。また「孤狼の血」についてはこちらをどうぞ。完結編の「暴虎の牙」についてはこちらをどうぞ。まず、「凶犬の眼」のあらすじをお伝えします。「凶犬の眼」だけを読んでも十分におもしろいのですが、主人公の日岡のことや小料理や「志乃」のママ、晶子のこと、その話の中に出てくるガミさん、その他登場人物のことが分かるためには、やはり「孤狼の血」シリーズ1作目の「孤狼の血」を読んでおく必要があります。「凶犬の眼」はプロローグ、1~6章、エピローグという構成で成っています。時は平成2年。尾谷組と五十子会の抗争事件から2年が経ち、呉原東署捜査二課時代に上司に反逆し、左遷させられたのです。日岡は、捜査二課時代とはあまりにも違う田舎の穏やかな生活に虚しさを感じていました。そんな中、日岡は志乃で偶然、ある人物と出会います。それは敵対する明石組の組長を暗殺して全国に指名手配されている「ここで、この男を捕まえて手柄を立てれば所轄に戻れる。」そんな日岡の心を見抜いたように、国光は自分から名乗り出ました。そして、やり残していることがあるから時間をくれと言い、「目処がついたら、必ずあんたに手錠を嵌めてもらう。約束するわい。」と言って去って行きました。それから2ヶ月後、日岡が勤務する中津郷地区に国光がやってきました。表向きは中津郷に建設するゴルフ場の開発責任者として。しかし、ここから日岡は戦後最大の暴力団抗争に巻き込まれていくのです。それでは、「凶犬の眼」のネタバレについて書いていきます。「凶犬の眼」に出てくる明心戦争は、史上最悪の暴力団抗争と言われる山一抗争は1984(昭和59)年から1989年(平成元)年にかけ、山口組と一和会の間に起こったものです。これにより死者が29人、逮捕者は560人にも及び、一般市民も巻き込まれました。そして、この時、山口組四代目組長の暗殺を指揮し、無期懲役の判決を受けて現在も旭川刑務所にいるその人物は「ヤクザの鑑」、「男のなかの男」と言われ、暴力団の世界では大変有名だそうです。作者の柚月裕子さんはそういうことを詳しく調べ上げて、この「凶犬の眼」を書かれたんですね。日岡は金でヤクザを動かしたり、ヤクザの捜査依頼を受けるのと引き換えに情報提供を要求したりとあり得ない方法で捜査を進めます。先輩の大上(「孤狼の血」の終わり方で殉職しています。)と同じ手法ですね。日岡はどんどん大上に似てきます。一方、国光は仁義に厚いヤクザです。その国光が日岡を呼び出し、口止め料だと1千万円を差し出します。日岡は国光に言います。「わしゃァ、しがない田舎の駐在かもしれんが、金で自分を売るような真似はせん。そこまで腐っとらん。」それを聞いて国光は笑い出します。これは、日岡が信頼できる人物かどうかを見るためのテストだったのです。そして国光は言いました。「わしは、約束は守る男や。まあ、わしを信じてつかい。」こうして2人の間に信頼関係が育っていきます。そして国光は、自分が今、逃亡しているのは親分の命を守るためだと日岡に打ち明けます。これ以上、人を殺したら死刑だという日岡に、国光はこう言います。「せやろな。けどヤクザやっとったら、いつでも死ねる覚悟でおらなあかん。死刑になるんも、親のためなら本望や。わしの命は、盃もろたときから親父っさんに預けてある。」「わしがあんたのお縄につく日も、そう遠くない、思うで。安心し。わしは、約束は守る男や。」その声は、日岡の中で大上のものと重なりました。「安心せい。わしァ、約束は守る男じゃ。」その後、国光は立てこもり、人質の女性事務員と日岡の交換を警察に要求します。上司は日岡を犠牲にして、この抗争事件の決着を図ろうとします。日岡は覚悟を決めて、皆から送られ、国光のところへ向かいました。女性と交替し、プレハブ小屋に入った日岡に国光が言います。「なあ、あんた。わしと兄弟分にならへんか。」警察官とヤクザが兄弟分?!日岡は大上だったらどうするかを考え、そして言います。「よっしゃ!」そして2人はプレハブ小屋の中で盃をかわしました。外は警官が囲んでいます。手打ちが終わったのを見届け、国光は日岡の顔をあいくちで切りつけました。それは、日岡が自分たちと争ったと見せるための細工でした。国光と子分達が外に出ると機動隊が近づいてきました。県警本部の捜査員が国光に手錠をかけようとした時、「待たんかい」という国光の凄みの効いた声が。「手錠は、この駐在に嵌めさせたれや。」こうして国光は約束通り、日岡に手錠をかけさせたのです。プロローグは真冬の北海道の刑務所内の様子です。一人の男が受刑者の面会に来ます。最初は誰のことか分かりませんが、どうやら面会者は日岡ではないだろうかと想像できます。二人は墓に落ちる糞の話をします。面会室にはビデオカメラが回っているから、墓と鳥の糞にたとえて話しているのだろうということもだいたい分かります。会話の内容からすると、自分の近くにいた者が裏切り者だったということのようです。それを知った受刑者は驚き、そしてこう言います。「あの杉はええ樹でのう。雨の降る日は雨よけになり、暑い日には日陰をつくってくれとったんじゃ。じゃが、その樹が墓を汚しとる大本じゃァいうんなら、切り倒さにゃあいけん。」このプロローグの下りは、「凶犬の眼」を読み進めていくことで分かっていきます。これは日岡に手錠をかけられ旭川刑務所に収容されている国光のところに日岡が訪ねてきた場面です。二人は捕まえた警察官と罪人という立場でありながら、心許した兄弟分なのです。しかし、明心戦争は終結してはいませんでした。国光が段取りをした手打ちから半年が経ち、北条組長が亡くなったのです。死因は毒物で、警察は自殺だと判断しました。しかし、皆、これは他殺だと思います。国光から真相の究明を頼まれた日岡は、犯人探しを始めました。日岡は国光逮捕から2年後、巡査部長に昇格し、広島県警捜査四課で再び暴力団係の刑事をしていました。現在の日岡は、大上から受け継いだ違法な手法で独自の捜査を繰り広げる熟練刑事です。日岡は目的のためなら手段を選ばない「凶犬」になっていたのです。そして国光との仁義を守り、北条組長殺害の犯人を突き止めて、国光に会いにやって来たのでした。これがプロローグの場面です。無期懲役の国光は仮釈放にしてやると言われても断ります。最後まで極道でいたかったのです。そして国光は刑務所の作業場で、敵の組の者から刺し殺されました。「親の仇を討った男を見やる目が、ニヤリ、と笑うように歪んだ。」これが国光の最後、そして「凶犬の眼」の終わりです。国光と国光を刺した敵方のヤクザ、どちらも親への仁義を最も大切に生きる極道だったのですね。映画「孤狼の血」は2018年5月12日に公開されました。「孤狼の血」は公開直後からの人気が凄く、東映は何と同年5月25日に続編制作決定を発表しました。映画「孤狼の血」公式サイトには続編を切望するという声が多く、公開後2週目にして続編制作を決定したとありました。監督は1作目と同じく東映は映画「孤狼の血」の制作スタッフやキャストの続投を熱望しているということです。それはファンも同じことでしょうね。映画「孤狼の血」続編は「凶犬の眼」のストーリーをベースに作るということですから、これは「凶犬の眼」の映画化ということになりますね。映画のタイトルが「凶犬の眼」になるのかどうかはまだ分かりませんが。では、映画「孤狼の血」の続編「凶犬の目」(?)の映画はいつから撮影に入るのでしょうか?調べてみたところ、今年2020年の秋から映画「凶犬の眼」の撮影が始まるということでした。前作の「孤狼の血」同様、呉でのオールロケだそうです。しかし、新型コロナ感染拡大の影響で、制作スタッフは撮影前の呉入りができていないのではないでしょうか?「凶犬の眼」映画化に関する新しい情報は今のところ見つけることができません。たぶん、まだ待機状態なのかも知れません。「凶犬の眼」の映画化に関する新しい情報が分かりましたら、こちらに追記したいと思います。今回は、「孤狼の血」シリーズの2作目「凶犬の眼」のあらすじとネタバレ、そして映画化はいつかについてお伝えしました。「凶犬の眼」の映画、楽しみですね。また5月17日には、「凶犬の眼」の文庫本も発売されました。「凶犬の眼」、まだ読まれてない方は、この機会にどうぞ手に取ってみてください。こんにちは!私は62歳主婦。こんにちは!私は62歳主婦。

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