fate 麻婆豆腐何話

2014/9/27私も原作HFルートの序盤～中盤くらいだったように記憶しています。
『海外の反応』何回見ても飽きない、何度だって見たくなるアニメのワンシーンと言えば？ 2019.03.29 2019.04.07 『海外の反応』ONE PIECE（ワンピース）第9001話「戦いはまだ始まったばかりだ」（ネタ … 【fgo】キリ様とデイビッドは1人でも人理修復できるって話だったけど2部5章を終えると納得せざるを得なかった 5月2日発売ヤングエース6月号には武内崇先生描き下ろしセイバーオルタが！ 2014/9/28HFルートが最初だったと思います。閉じる1〜4件/4件中

2014/9/27 Fateで麻婆豆腐の話が見れるのってどの作品でしたっけ？ 2014/9/28アニメ化はされていませんね。 It includes tags such as "Fate/Zero", "衛宮切嗣" and more. 34歳説に関しては、小説版『Fate/Zero』1巻にて1967年生まれと書かれており、ここから計算すると24歳となる。また過去の『Fate/stay night』特典資料集では「20代前半で第四次聖杯戦争に参加」と記述があった。 ∟JASRAC許諾番号：9008249113Y38200Copyright (C) 2020 Yahoo Japan Corporation. IDでもっと便利に翌日。ストレスを感じているのを見かねて私が作るのを許可した今日のお昼を楽しみにしながら、白野は高校で授業を受けている。　そんな上機嫌な白野を見て、達也がこっそりと耳打ちしてきた。　　(なあ士郎。白野が妙に機嫌がいいが、何かあったのか？)　(……昼になればわかるさ。達也も今日は食堂で食べるんだろ？)　(そうだが……鼻歌を歌い出しそうなほどに機嫌がいいな。彼女は。そこまで今日の昼が楽しみなのか？)　(………………昼になれば、わかるさ)　　不思議そうに首をかしげる達也から視線を逸らし、今日の昼食のことを思った。　岸波白野の好物、麻婆豆腐。　あの世界の辛さを凝縮したような食べ物を見て、友人たちはどんな反応をするだろうか。あれで控えさせたのだ。本来のものをペロリと平らげる姿は、我がマスターながら恐ろしい。　だが、アレが現状で最も効果的なストレス発散方法だったのだ。これは仕方のないことなんだ、マスターのためならばあれくらい耐えてみせろ。自分が食べるよりは遥かにマシだろう、と言い聞かせる。　それに、この世界にはあんな劇物を作るような人間はいないだろう。少なくとも、あの購買部のNPCはいないはずだ。……はずだ。　そういえば、学校のマップを見たときにちらりと「購買部」の文字があった気がする。　　……………………………………大丈夫、だよな？　そんなすがるような思いは、昼休みに木っ端微塵に粉砕されることになった。　　――――＋――――＋――――＋――――　　「はーくのんっ。一緒にご飯食べよー」　「あれ、エリカ。達也に深雪、美月とレオも。珍しいね。達也たちが食堂でご飯食べるなんて」　「まあ、たまにはな。……ん？どうした士郎。そんな気まずそうな顔して」　「いや、なんでもない。なんでもないんだ」　　白野と一緒に食堂へ向かう途中、エリカたちと合流した。当然のごとく美月たちもセットだ。ああ、マーボーの犠牲者が増えた。　しばらく世間話をしながら、廊下を曲がる。　　「あれ？士郎くん、そっちは購買部でしょ？食堂はこっちだよ？」　「いや、そうなんだけどさ。シャーペンの芯切らしちゃって。買いに行かなきゃいけないんだ」　「そっか。じゃ、私たちは先に行ってるね」　「ああ。悪いな、みんな」　　そういって、白野と一緒に購買部へ向かう。さて、一回も行ったことはなかったけど、一体どんな商品があるのだろうか。　さっさとお目当ての商品を見つけ出し、商品を眺めている白野に声をかけてカウンターに向かい、シャーペンの芯を購入――――っ！？　　「おや、一年生か。はじめまして、と言っておこう。この購買部の店員の言峰綺礼だ」　「――――！？！？！？」　　こっ、言峰ェェェェェェェェ！？　　「どうかしたかね？」　「いっ、いえっ、何でもないです」　　白野が返事をするのを聞きながら、なんとか心を落ち着ける。あ、危なかった。よく考えろ、　なんとか平常心を取り戻し、シャーペンの芯を購入。大丈夫、この言峰はきっとマーボージャンキーじゃない。きっと大丈夫だ。　　「それはよかった。実は私はまだここに赴任したばかりでね。いきなり生徒に嫌われたかと心配になってしまったところだ」　「そ、そうですか。すみません、知り合いに似ていたものですからっ」　「そうかそうか。お求めの品物はこれでいいのだな」　　ククク、と笑みをこぼしながら、この店員はお決まりのあのセリフを口にした。　　「――――あたためますか？」　「結構だ――――！！」　シャーペンの芯が入った袋を強奪し、代金をおいて去っていく。なぜシャーペンの芯を温める必要があるというのか。というか言峰。お前はムーンセルのNPCではないだろうにどうして同じセリフを吐くのだ。　全く、いつでもどこでも言峰綺礼は変わらないということか。この分だとおそらくあいつもマーボージャンキー……マーボー？　そこまで考えて、おや、そういえば今日の昼食はなんだったかと思い出した。　……水が、必要だな。　　――――＋――――＋――――＋――――　　び、びっくりしたあ……まさか言峰がいるとは。　今日のお昼ご飯は私特製の麻婆豆腐。　なぜか作ってる時は士郎は厨房に近づかなかった。解せぬ。　せっかくだから、学校のみんなにも分けてあげようと思って多めに作ってきたのだが、食べてくれるだろうか。一応、辛さは控えて本来の８０％程度に抑えているのだけど。　購買部から戻ってくると、達也たちがテーブルに座っていた。しかも、きっちり二人分の席が空いている。こっちに気づいて手招きをしていたので、士郎と一緒に座らせてもらう。　どうやらみんな私たちが来るのを待っていてくれたらしく、まだ食べていないようだ。気遣いは嬉しいが、少し申し訳ない気持ちになってしまう。　　「お待たせ。ありがとう、待っててくれたの？」　「うん、せっかくだし一緒に食べようと思って」　「あまり　「もう、お兄様は本当にお人好しですね」　「(……正直、先に食べ終わってて欲しかったんだが)」　「し、士郎さん？どうかしましたか？」　「……いや、なんでもない……」　　士郎が頭を抱えているが、どうしたのだろうか。気分が悪いわけではないみたいだけど。　それはともかく、今日のお弁当だ。楽しみである。　　「わお、士郎くんのお弁当美味しそうね。手作り？」「ああ、まあな。エリカも手作りか？」　「コンビニ弁当じゃバランス悪いでしょ。ところで、はくのんのお弁当……は……」　「な、なんだ……こりゃ？真っ赤だぜ」　「……？何って……麻婆豆腐だけど？」　　？？？なにかおかしいところでもあったのかな？　まあいっか。いただきますと言ってマーボーを食べ始める。うん、美味。　　「ふ、普通に食べてるわね……見た目ほど辛くないのかな？」　「いや、でもエリカちゃん……さすがにあの色は……」　「ねえ、白野……？それって美味しいのかしら……？」　　？さっきからみんなどうしたのかな。チラチラこっち見てるけど。　……あ、そうだ。　マーボーを少しだけお皿に分ける。そしてそれを、コトリ、と深雪の前に置いた。　　「食べる？深雪」　「なぜ！？」　「え、だって、さっきからこっちチラチラ見てたから……」　　食べたいのかなー、と思ったんだけどな。じーっ、と深雪のことを見つめる。せっかくだから、食べてもらいたいなー、なんて期待を込めて。　やがて、深雪は深く息を吐いて、スプーンを手に取った。　「……み、深雪！？まさか食べる気なの！？」　「仕方ないじゃない。エリカ、貴女は彼女の期待の眼差しを振り切れると思う？」　「アハハ……無理」　「でしょう？……それじゃあ……いただきます」　　ヒョイ、とマーボーを一口すくい、優雅にパクリ。　　「………………」　　スプーンを口にくわえたまま深雪が固まった。　そして。　　「申し訳ありませんお兄様……深雪は……ここまでのようです」　「み、深雪ーーーーッ！！い、一体どんな味だっていうのよ！？」　「そうね……強いていうなら……殺人マーボー、ね……」　　がくり。そう言って深雪が機能停止した。必死にエリカが起こして、水を飲ませている。　うーん、今日のは少し控えめにしたんだけどなあ。　それより、残ったマーボーをどうしようか、と思っていると、達也がマーボーの皿を引き寄せてスプーンを手に取った。　　「白野、残ったマーボーは俺が食べるよ。さすがに妹が残したものを返すわけにはいかないし」　「お兄様！？」　「あ、いいの？」　　食べてくれるなら別にいいけど、その隣でなぜか深雪が慌てながら顔を赤らめてるんだけど。　達也がマーボーを口に入れる。　　「……た、達也くん？」　「…………」　　達也はなにも答えず、二口目のマーボーを口に運ぶ。　もっしゃもっしゃと食べてから、一言。　　「…………うまい」　『！？！？！？！？』　　ぴしゃーん、とみんなの背後に雷が落ちた。気がする。　いやー、よかった。やっぱりマーボーは美味しいよね！　と一人うんうんと頷いていると、士郎が達也に半信半疑な声で話しかけた。　　「た、達也……？うまいというのか。このラー油と唐辛子を百年間煮込んで合体事故の挙句オレ外道マーボー今後トモヨロシクな料理がうまいというのか」　「？ああ、普通にうまいぞ。辛みの中にある旨見がいい。いや、本当にうまい」　　ここまで絶賛されると嬉しい通り越して若干恥ずかしいが、マーボーを美味しいと言ってくれたことが純粋に嬉しい。なんでみんな食べないんだろう。こんなに美味しいのに。　　「くっ……！お兄様が美味しいとおっしゃっているならば、私も食べなければ……！」　「やめなさい深雪。貴女まで死地に向かうことはないの」　　あれ、レオたちもこっち見てる。これは、あれかな。　私はマーボーを食べながら、言った。　　「食べるーーーーーー？」　「食べるかーーーーーー！！」　　――――＋――――＋――――＋――――　　一週間後。昨日部活動勧誘期間が終わり、今日からは正式な部活動である。　この一週間はいろいろなことがあった。　まず、あのマーボー事件（士郎命名。事件とはなんだ事件とは）の放課後に、達也のレアスキル……キャスト・ジャミング『もどき』のことを知った。　キャスト・ジャミングにはアンティナイトという特殊な鉱石が必要なのだが、達也はそれを使わずに相手の魔法を阻害できるのだそうだ。　もちろん、いつでも簡単に、という訳ではなく、いくつかの条件があるらしいが。　ちなみにこの話の前に麗しい兄妹愛を見せつけられたのだが……いや、深く考えるのはやめよう。　それと、士郎と達也がよく魔法による嫌がらせを受けるようになった。頻度は士郎の方が少ないが、二人ともため息をついていた。たぶん、あの乱闘騒ぎの逆恨みだろう。　今日からまたCADの携行制限が復活するから、もう大丈夫だとは思うが……。　そして、やはりというかなんというか、二年生の壬生先輩が達也と接触した。　カフェで話したらしいが、内容は私たちと同じだった。　壬生先輩がなにを考えているのかは分からないけれど、注意した方がいいだろう。　そしてもう一つ、これは出来事というよりも手がかりだが……士郎にちょっかいを出してきた生徒の中に、赤と青の線で縁取られた白いリストバンドをつけた人がいた。　生憎、犯人を捕まえることは出来なかったが、これは大きな手がかりになるはずだ。　あのリストバンドの色は、反魔法国際政治団体「ブランシュ」の下部組織である「エガリテ」のシンボルマークだ。　この世界に来たときに情報は必要だから、と集めていたものの中に、それらの情報もあった。　つまり、この高校にはテロ組織の工作員が潜んでいるということである。　あれー、まだ入学したばっかりなんだけどなー。なんで早々に面倒ごとに巻き込まれるフラグが立ってるのかなー。こほん。　とにかく、これからの学校生活の中で不穏な動きがあるかもしれないということだ。　だが、気を張ってばかりではせっかくの高校生活を楽しめないのも、また、事実。　そして私と士郎は今、「楽しい高校生活」を形成するピース、「部活」をするため、家庭科室の前に来ていた。　さて、一体誰がいるのかな。　ワクワクしながら、私は扉を開くのだった。

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